同一性のこと。
単一性とは、特許出願時における、各請求項に記載された発明の同一性のことです。発明の単一性が認められる場合は、一の特許出願として出願することができます。
発明の単一性は、請求項に記載された二以上の発明が同一の又は対応する特別な技術的特徴を有しているか否かによって判断されます。
特許出願が、発明の単一性の要件を満たしていない場合は、特許法37条に基づく拒絶理由が通知されます。
解説特許法37条には、「二以上の発明については、経済産業省令で定める技術的関係を有することにより発明の単一性の要件を満たす一群の発明に該当するときは、一の願書で特許出願をすることができる。」と規定されています。この要件を満たしていない場合は、拒絶理由が通知されます(特許法49条4項)。この拒絶理由に対する対応策としては、分割出願したり、請求項の削除などがあげられます。