アース国際特許商標事務所

地域団体商標と地理的表示の比較

地理的表示は、農林水産物・食品飲食料品に限られます。

第2条1項各号(定義)
一  農林水産物
二  飲食料品
三  農林水産物であって、政令で定めるもの
四  農林水産物を原料又は材料として製造し、又は加工したものであって、政令で定めるもの

地理的表示は、地域名を含まなくても認められます。

地域団体商標の場合は、地域名を含むものに限られますが、地理的表示は地域名を含まなくても登録が認められます。地域名を含まない表示でも、その地域を特定できる表示であれば、地理的表示として認められます。

地理的表示登録は、農林水産省に申請します。

商標登録は、特許庁に対して手続を行いますが、地理的表示登録は、農林水産省に対して手続を行います。

地理的表示登録は、申請費用がかかりません。

商標登録の場合は、出願費用がかかります。これは、登録が認められる認められないに関わらず、出願の際に係る費用です。出願費用は、区分の数によって異なります。それに対して地理的表示登録は、申請の際の費用は一切かかりません。

地理的表示登録は、登録費用が必要です。

地理的表示の登録が認められたら、登録料を納付します。商標登録の場合は、登録料の分割納付が認められますが、地理的表示登録の場合は、分割納付が認められません。

地理的表示登録は、更新制度がありません。

商標登録の場合は、権利の存続期間を有効に保つためには、10年ごとに更新手続きをする必要があります。これに対して、地理的表示登録は更新制度がありません。権利を存続させるために更新する必要はありません。一度登録してしまえば、取り消されるまでは有効です。

地理的表示登録の保護期間は、無期限です。

地理的表示登録の存続期間は、更新手続きなく無期限です。登録が消されない限り権利が存続します。

地理的表示登録は、GIマークの使用が義務づけられています。

地理的表示登録には、GIマークを付さなければなりません。GIマークとは、登録された産品の地理的表示と併せて付すもので、産品の確立した特性と地域との結び付きが見られる真正な地理的表示産品であることを証するものです。

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このGIマークの不正使用は、地理的表示法の規定に基づき、罰則が科されることになります。